時間がたつにつれて、最適な経済政策をその都度変更できるとすれば、ある時点での最適な経済政策は、その後の経済環境の変化を考慮に入れて、次の時点で再決定すると、最適でなくなる可能性がある。これが時間に関する(=動学的)不整合の問題である。
(参照元:「財政赤字の正しい考え方 政府の借金はなぜ問題なのか」井堀利宏 東洋経済新報社 p.188)