キャンプ20日目〜狭殺の嵐〜

 正直、キャンプ何日目という表記は北谷と読谷が混ざってしまい、基本的には鎌田選手のいる方をカウントする方式でと思っているのだが、練習試合や紅白戦では読谷組からの一部合流もあり、その間他の人が練習していないのかと言えば合理的に考えればこんなに長い間休みを取らせるわけもないけど、取材がされていないので動向がわからないと言った事情も重なり、正直言って少なくとも20日目だともう何日も休みをとっていないことになるが、はっきり練習をしていることが判る日というカウントの仕方ではここ2週間ぐらいで10日ぐらいは休みということにもなりかねず、結局よく判らないというのが真相。まあ、なんとなくと言うことで目鯨立てないで見ててください。あるいは正確な情報があればください。
 それはともかく、18日に続いて久々の読谷組一面トップ。狭殺プレーのみ4時間。鎌田選手も問題の発端であるスタートの組にいたようだが主犯格は同組の堂上選手だった模様。

〜前略
 鎌田も「こんなにやったのは初めて。途中で限界を超えてしまいました」と苦笑いした。
後略〜
(中日スポーツ 2005年2月24日 p.1 『風岡コーチ「できるまでやる」』)

 体力的な限界を超えた時点での集中力を養うという意味はあるんだろうが、この手の練習は技術的な部分が最終的におざなりになりがちなので個人的にはどうかと思う。まあ、プロの体力は我々とは違うだろうからこのぐらいで感じる疲労感の度合いも違うだろうから一概にはいえないとも思うけど。
 ただ、読谷組にいる連中にこそ、実戦的な守備の感覚を研ぎ澄まさせたいという監督の思いは伝わってくるような気がする*1
 二遊間の選手は二軍レベルではレギュラークラスと呼吸を合わせる機会が少ないので一軍にアジャストするのに時間がかかるというのがこれまでの定説だったように思うが、呼吸とかそう言った些細な部分は兎も角、レベルを一定の水準に到達させることが大事という監督の姿勢が感じられる。確かに今のレギュラー二遊間の完成度だって徐々に仕上がってきたもので、どちらか入れ替えとなった時にその完成度をいきなり求めることなど出来るはずもなく、しかし非常事態に備えて出来るだけ使える駒は多くしなければならない。体力的に限界に近い状況はいきなり一軍の緊迫した場面に起用された場合のシュミレーションだったのかもしれない。
 そう言えば昨日の時点での情報だが、沢井選手と入れ替えで森野選手読谷行き。内野守備に関しては成長の跡を認められていたようだが、一、三塁手の控えではゴールデングラブ賞受賞者の渡辺選手と被ってしまい、存在価値が見出せないのでレフトを狙わせるためには外野守備のブラッシュアップが必要という判断だろうか。森野選手がレフトを取るにはやはり打撃力でのアピールが必要だろうが、アピールの機会が奪われたことが大きく響いたのかもしれない。
 いずれにせよ、今日も鎌田選手の個別情報は無し。変な期待のされ形をして注目度だけは高かっただけに今の状況に焦りはあるだろうけど、2軍にも優秀なスタッフが入り、昨年以上に1、2軍の風通しはよくなるはずなので仮にこのままキャンプ、オープン戦でチャンスが与えられなくても年間通せばいつかは巡って来るはず。信じて備えれば良いことあるさ*2

*1:もちろん私の気のせいや早とちりなのかもしれないが

*2:なんだか、言葉を重ねるほど無責任に思えてくるけど、当事者じゃ無いからしょうがないね。