OP戦第2戦及び読谷LG戦

 樋口、川井の"同期"に負けじと野手でもルーキー・鎌田が2回に右翼手の頭上を越える三塁打で2打点。さらに3回にも左前打を放ち、存在感を示した。「三塁打はたまたまですけど、少しずつやりたいことがやれてきているのは確かですね」。キャンプ途中から2軍での練習が続いているが、着実にステップアップしているようだ。
(参照元:中日スポーツ2005年2月28日 『同期に負けない 鎌田』)

 久々のご登場。この日、対日ハムOP戦と対LG練習試合で登場した二遊間の選手は合計6名。
 沢井選手は4回回ってきた打席で3回出塁。綺麗なヒットは無かったようだが、取りあえず一軍レベルで一定の実績を残し、更に一歩リードだろう。
 都築選手はLG戦で1番二塁で先発。4-2とこちらも成果を残し、3月1、2日の福岡遠征のメンバーに入っている。
 鎌田選手は一番派手な活躍をしたようだが、今日出場した6人の中では唯一福岡遠征メンバーに入っておらず、これが現段階の評価と言うことだろう。
 ちなみに今日はルーキー特集として企画記事が別にあり、

 キャンプ序盤のルーキーの話題を独り占めしたのが鎌田だった。初日から特守のメンバーに選ばれ、高代野手総合チーフコーチのノックで鍛えられた。間もなく落合監督のオレ流ノックを初体験。「監督の打球はフックやスライスを掛けてきて厳しかったです」。必死にボールに食らいついた。
 「基本に忠実なキャンプでありたい。アドバイスはどんどん採り入れていきます」。打撃でも、バスターに挑戦するなど意欲的。社会人時代は162センチの小さな体ながらフルスイングを身上としていた男が、競争世界で生き残るために小技の習得に励んだ。第3クール終了後に2軍の読谷組に降格したが、再昇格を目指して汗を流している。
 「守備に打撃、すべての部分でレベルアップしないといけませんね」。1軍のレベルを肌で知った。必ず帰ってくる。
(参照元:中日スポーツ 2005年2月28日 『鎌田圭司 小技身につけ飛躍だ』)

 守備、小技、色々と要求される部分は多い。ライバルも強力。多少実績を残しても先行する選手が同じように実績を残せば位置付けはそうそう逆転はしない。ただ、今は付け焼き刃の小技も将来川相選手のバントのように飯の種になるかもしれず、守備は明らかにプロとして寄って立つ術。自分を見失わずに精進していれば選手としての純度を高め、価値ある選手に成長していけるはず。
 豪快にフルスイングする姿も見てみたいけど、そのためにも登場の機会を得ないとね。