正力賞についての穿った見方

一瞬読売の落合監督招聘に向けた布石かと思ってしまった。
まあ、川上哲治氏はじめ選考委員の方々は今更ナベツネやらに気を遣わなくても良さそうな重鎮かつ良い具合に枯れている方々だが、気になるのは野球ジャーナリストの田口雅雄氏。単に僕がモノを知らないだけなんだろうけど、今までこの人の存在を全く関知していなかった。これではいかんと思い調べてみたが、ググってもググっても一向にこの方の業績が出てこない。念のためアマゾン検索もしてみたが出てこない。勢い余って国会図書館の蔵書検索をしてみても出てこなかった。
本当に実在する人物なのだろうか(^^;
それはともかく、亡くなられた稲尾氏はじめ落合シンパで固められた委員会メンバーを選定する時点でナベツネの決裁は確実にあったわけでそう考えるとやっぱりそうなのかとも思えてしまう。まあ、落合監督も白井オーナーの白紙委任状があったからここまでできたわけで、結局編成にナベツネが口を出すようなチームで実力を発揮できるとは思えないけど。
ただ、福留選手のメジャーリーガー姿同様、初の外様監督として読売に乗り込む落合監督というのも純粋な好奇心としては見てみたいような気はする。まあ、中日ファンにとってはヒールとしての落合博満というのも充分楽しめる要素だからね。でも福留の読売入りは勘弁。そんなスケールの小さな選手だったとは思いたくない。
最後に稲尾氏に。中日に落合という監督を遺してくれたことを感謝します。合掌。