本とオフ。

久々に休日らしく休日を楽しんだような気がする。


この歳で読むような本かという批判は受け付けないけど、まあそういわれてもしかたのない、「狼と香辛料」を1〜4までぶっ通しで読んだ。

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

ライトノベルで中世ヨーロッパらしき世界観を借景に剣も魔法も「あまり」出てこずに商人を主人公として商行為のやりとりを主軸に物語が進む、去年辺り話題になっていたライトノベルだ。
2年連続でアニメ化されているし、原作は12巻まで刊行されているらしい。

去年放映されたアニメ一期のオープニングを担当していた元ZABADAKの吉良氏は実は中学時代の恩師の息子という縁とも言えないような縁があったのだけど、実は先生の息子と言うことよりZABADAKの吉良氏としての認識の方が早かったので偉く驚いた記憶がある。

二期には参加していないようだけどね。

ちなみに先生は僕が卒業してから暫くして現役の内に亡くなられたと記憶している。

閑話休題ライトノベルにつきものの痒い恋愛描写もほどよく控えめだし、テンポがよいし、毎回経済史の中の違ったテーマを判りやすくプロットに組み込んでくれていて非常に出来の良い本だなと思った。

なんというかボリューム的に一巻あたりの内容が物足りないような気がする(だから半日で4巻通読できてしまうのだが)小説はこのぐらいで丁度良いのかもしれない。

そういう意味では清水義範のような職人芸的なテイスト、を感じた。まあ、ジャンルも方向性も全然違うのだけど、作品に対峙する姿勢としてね。