好事魔多しとか、、

ひとは「好事魔多し」と頭に思い浮かべるとき、「こうじまおうし」と読み、「幸島雄牛」とかいう何だかやけに美味しそうな単語に出会ったりする。

恥ずかしながら僕は24で就職してしばらくしてから「通り」は「とおり」と発することに気付いた。それまでの24年間、ずーっと「とうり」だと思っていたのだ。

だから僕は麻生さんのことを漢字のことに関してバカにする資格は持ち合わせていない、という話をしたかったわけではない。


帰りの車の中で僕は今日どんな仕事をしたのか思い出そうとしていた。

眠気に負けず、いつもより30分ほど早く着いて出来れば昼までに全て終わらせて早めに休暇に入ろうとして実際しゃかりきになって働いていたはずなのに、結局一時間は残業するハメになったのが腑に落ちなかったのだ。

ところが記憶を辿る中で一番印象に残ったのは二人の女性先輩職員から今日あったことについて「昨日は〜だったね」と言われたことだった。印象に残ったというかそのあまりのインパクトにそのこと以外何も思い出せないぐらいのことだった。

僕は自分に自信がない。

だが、二人との間に起こった出来事は今日のことだと間違いなく確信を持っている。

にもかかわらず、ラベンダーの香りがしたり、袖机の引き出しが突然ガタゴトと言ったり、神のごとき力を持つ女子高生の納得がいかなかったり等々、こんなことがあると、原因はともかく実は今日じゃなくて明日にいるのではないかと疑ったりする。

で、ぐるぐるに頭がかき回されているうちに神からの啓示のごとき記憶が脳の奥底からよみがえった。

明日〆切りの仕事がまだあったのだ。単純で数字を打ち込むだけだけど、これをやらないととんでもないことに巻き込まれるという類の仕事のことを。

あとで気付いてブルーな休みを送るよりは千倍増しだし、敗戦処理のことを考えると不可解な発言をしてくれた二人の先輩には幾ら感謝してもしたりないのだが、敗北感は否めない。

まあ、明日は今日よりも早起きして出来れば人が来る前に済ませてしまおうと思う。

気が抜けて昼過ぎに目が覚めて結局いつもの休日になることを思えば僥倖だろう。

明日もがんばるぞ(ToT)/

とりあえずテトラミド2錠の実験は明日以降に持ち越しだな、、、