地方都市中心部再生における意思決定方式の一つ。対義語:委員会方式
 地方都市中心部の再生とは、利害が錯綜する多様な利益集団が存在する中で、特定地区、特定事業へ集中的に公共投資を行うことを意志決定することに他ならず、集団的な調整の仕組みの中で、中心部の再生計画が、実効性を欠く、網羅的で抽象的な計画に陥らないためには、地域社会に対して責任の取れる者の意思決定が不可欠であり、特に専門的な判断を委ねるためには、コミッショナー方式あるいは委員会方式などの意思決定・調整のための仕組みづくりが不可欠である。
 〜中略〜
 コミッショナー方式が利害が錯綜する特定の地区のまちづくりに対してうまく機能するか否かは、未だ未知数である。*1

*1:学芸出版「街は要る! [中心市街地活性化とは何か]」蓑原敬 河合良樹 今枝忠彦 p192 より