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従来の経済政策の目標は経済規模の拡大に集中されてきた。パイの拡大はすべての人を豊かにし、すべての問題を解決する---これが、戦後日本の図式であり、現在も政府は「成長」を最重視している。
しかし、今後、成長はできない。また、そもそも成長では物事を解決できなくなる可能性が高い。
○問題点
- 業務形態が多様化し、仮に(一時的な経済成長によって)パイが大きくなってもすべての人に所得の上昇をもたらすとは限らない。
- リタイアした高齢者が増加し、平均寿命が向上することによって人生における余暇時間が増加し、経済の拡大が必ずしも関係を持たない人々や時間が増大する。
○対処法