米欧の3つの大学が、重力や感性の力を上手く利用しながら平地でも滑らかに歩く省エネタイプの二足歩行ロボットをそれぞれ開発した。二足歩行ロボットではホンダ製の「ASIMO」が有名だが、これらの省エネ歩行ロボットはASIMOの10分の1以下のエネルギーで歩き回るという。
 ロボットは米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)、コーネル大学とオランダのデルフト工科大学がそれぞれ開発。18日付の米科学誌サイエンスに発表する。
 3つの開発グループはモーターにあまり頼らず、重力や慣性をうまく前進する力に変える「受動歩行」を研究してきた。これまでに開発された受動型の二足歩行ロボットは下り坂を利用するのがもっぱらだったが、新型ロボットは平地でも歩行可能なのが特長だ。
後略〜
(参照元:日本経済新聞 2005年2月18日 p.42 『重力使い省エネ二足歩行ロボ 米欧3大学 「ASIMO」の1/10で稼動』)