曲げることができることと機械的な部品が必要ないという特徴によって、貴重な古文書も製本状態をほぐさずに曲がったページをそのままスキャンできる、ワイン・ボトルのラベルもそのままスキャンできる、などの使用例が想定できる。

 紙ベースの情報の収集には変な執着心があって、初めて買ったスキャナはNECのPetiScanだった。A4のスキャンをするためにはソフト的にスティッチングしなくてはならなかったりして実用的ではなかったけど、持ち歩けるスキャナとしては一番現実的なソリューションだったような気がする。もう少しテキスト収集に特化したこんな進化系や、うろ覚えだが、PetiScanよりちょっと前からあった手動式の棒状スキャナ*1等もあったが、いずれもコツというより技術がいる代物で、新聞記事程度ならより古典的手法を取った方が現実的だったように思う。
 本当は収集よりもその後の整理にエネルギーを使いたいところなのだが、現実としてはそこまで時間も気力も続かず、似たような情報がウェブ上に現れるか、ひたすら頭の中に溜め込み覚えているものだけ使うということになる。
 現在ではPFUのSCANSNAPがアプローチは違うものの一番現実的だと思う。でも出来れば持ち歩きたい。
 折りたためるならサイズの制約も一気に無くなるし、何より出先で使える。でも本当に実用化されたらデジタル万引きの被害は現在の比じゃ無くなっちゃうんだろうな。 

*1:確か松下製だったと思う。