実車

 暫く動きはないと思われていたが、S主任から電話がありなんと今日実車があるという。
 昼過ぎから見に行ってみた。残念ながら保険の問題で試乗は出来なかったが、白のまるっきりドノーマルな車という恐らく展示車としてしか存在しないような車がそこにあった。
 パンフレットの時点で思っていたことだが、リアビューは良い。格好良い。S主任はデザイン的にオリジナル性が高いと言っていたが、やはりてんとう虫の面影が色濃い。
 期待の内装の質感だが、ノーマルだったこともあってそれほど際だって良いとは思わなかった。逆にパンフレットで見ると個性的すぎて黒か赤しか合わないんじゃないかと思うほどだが、実車はそれほどエキセントリックではなかった。これは善し悪し。
 リアビューとのトレードオフだろうが、後席は本当に人が入るのか疑問に思うほど狭かった。
 荷室も高さを倒した助手席にあわせて底上げしてあることもあって厳しい狭さだった。車輪を両方外した自転車を乗せられればと思っていたが、本当にぎりぎり。尺はぎりぎり合うと思うが、高さが微妙だ。
 色のことがあるので今日は実車を見ても決定打になるほど心が動かなかったが、逆にそれほど欲しいとは思っていなかった内装のアルカンターラバージョンが無いと厳しいかなと思ってしまった。でもそうなると+20万円とあり得ない金額になってしまう。どう考えてもアルカンターラを標準にするべきだろう。
 あともう一つどうかと思うのは標準でECOモードになっていて手動では解除できないこと。ECOモードがあることはよいことだと思うが、解除できないのはどうなんだろう。逆に低燃費を売りにしている割には車重面で自信がないので走りを犠牲にして燃費を稼いでいるのかと思ってしまう。
 試乗車に乗れるのは新年に入ってからということになりそうだが、それまで悩ましい日々になりそうだ。