最近気に入らないこと2題

 新たに発表された調査結果によると、Firefoxの人気が相変わらず上昇を続けており、その影響でMicrosoft Internet ExplorerIE)のシェアがさらに低下しているという。

 米の調査結果。詳細は参照元を当って頂きたい。
 最近思うのだが、Firefoxの人気とiPodの人気って似ているような気がする。まともに性能、価格等を比較すれば他にいくらでもまともな比較対象があるのにイメージ先行でまともに批判されていないような気がする。イメージのバックグランドも基盤が脆弱な気がする。
 個人的にはいまいち気に入らない。FirefoxについてはAnti-MS、オープン系といった辺りがキーワードなんだろうが、アメリカでの盛り上がりをみると単純にそれまでのタグブラウザが認知されていないことも原因の一つなのではないかとも思う。例えば一部の間で話題になったこの記事は昨年の4月時点のものだが、その時点での日米での状況の違いを知る上での一つの目安になる。まあ、記者が「取り残されている人」だった可能性もあるが、記事になる前に相応のチェックを通ってきているはずなので向こうの常識からは大きく外れていないはずだ。
 つまるところ、iPodにしてもFirefoxにしてもアメリカで受ける理由はある程度は納得がいくが、日本でも受けている本当の理由は実は「アメリカで受けている」からじゃないのと言うこと。PC関連の市場として見れば世界で最もリッチな市場に居るのだから、日本人はもっと「世界市場をリードする消費者」としての自覚を持って主体的な選択をして消費動向で世界をリードせにゃならんのじゃないのかと柄にもなく思ってしまったので。
 まあ、FirefoxにはOpenOffice.orgに対するような「将来への期待」値が込められていると解釈すれば納得いかないことも無い。
 問題はiPodだ。shuffleなんて冷静に比較検討される立場ならあんなに売れる商品になるはずが無い。って結局そこかい。いや、アップル自体嫌いな会社では無いんだけどね、日陰の身でいてくれる内は、、、