この三連休中は万博の内覧会があり、色々な問題点が噴出した模様。
 このご時世に合わせて入場の際のチェックがかなり厳しいらしい。ニュースで持ち物制限の区切りを啓蒙していた。ペットボトル、缶の類はテロ防止の観点から持ち込み禁止。お弁当は食中毒防止の観点からこれも禁止。おやつは良いらしく、惣菜パンは駄目だけど、菓子パンはOK。バナナはおやつとして持ち込むとOKだが、お弁当として持ち込むとOUTらしい。ネタかと思った。
 セキュリティ問題に関しては主催者が全責任を持って管理すべきことなので細かい突っ込みはすべきではないと思う。ただ、食中毒防止って言うのどうかと思う。そもそも持ち込みのお弁当で食中毒なら個人の自己責任の範疇だろう。
 食事の持ち込みは病気の人の特殊なダイエット対応食などは例外なようだが、宗教食の扱いがどうなのかは良く判らない。外国の人では入り口でうまく説明できないケースもあるかもしれない。
 おまけにどうやら内覧会では食堂の収容力が足りなかったようだ。
 まだ工事中の外国のパビリオンで食事を供するところもあるので本番では大丈夫との説明だったが、趣味指向が別れるエスニックな料理も含めてで何とか対応では共産主義の配給より質が悪い。
 過去の万博では自粛の要請はしていたようだが、全面禁止は今回が初らしい。自前で対応しきれないような体制を作っておいて持ち込み禁止は無いんじゃないだろうか。
 素直にゴミを持ち込まれるのが嫌とか、赤字にしたくないんで出来るだけお金を落としてもらいたいんですとか、聞いている側はみんな察してしまっている事情をさらけ出さずに下手な言い訳をするところがそもそも気に入らない。
 交通アクセスの問題なんかもそうだが、食事の問題もナゴヤドームでの野球観戦がなぜつまらないかということと共通する問題だ。身近なところに反面教師がいるのになぜ学ばないか。まあ、ドームも一年目は満員続きだったから万博開催期間中ぐらいは逃げ切れるとでも思ったのだろうか。