実用的?

 「退屈な移動を楽しい時間に」ー。顕微鏡開発のスカラは他人の目を気にせず移動中に映画や語学学習ビデオなどを見られる「メガネ」を開発した。
〜中略〜
 「テレグラス」は0.24インチのTFT(薄膜トランジスタ)液晶パネルと複数のガラス製・アクリル製非球面レンズを内臓した小型装置を、片方の眼鏡レンズに付けて利用する。小型装置の重さは約7グラム。パネルの解像度は約18万画素。
〜中略〜
 「1メートル先に14インチ型のテレビを置いた感覚で映像を見ることができる」(山本社長)
〜中略〜
 価格は1台5万円以下で4月から発売する。
後略〜
(参照元:日本経済新聞 2005年3月23日 p.15 『通勤中に"メガネ"で映画 スカラが小型装置「1メートル先に14インチ」の感覚』)

 オリンパスが何度か挑戦しているこの部門だが、余りにもサイバーな外見と重量がネックとなり普及には至っていない。普通の眼鏡に*17グラムの装置という組み合わせなら背広姿でも、とも思わなくもないが、これだったらPSPで見ていた方が外見的にも自然だし、DVD再生機は別に持ちあるかなければならないことを考えるとやっぱり好き者にしか売れないだろうなとも思う。
 本気でこの手のモノを商品化しようと言う心意気は買いたいが、1万円前後に降りてこないと人柱にもなれないな。あと、解像度低過ぎ。PCorハンドヘルド機出力用途は想定外だろうけど試す余地ぐらいは残してほしかった。

*1:この場合、実際に付けて見ないと重いか軽いかの判断が付かないが