ようやく復旧

 PCの復旧に手間取り更新が滞っていた。
 昨年辺りからAV家電*1は全てPCに統合してリストラ成功と自己満足に浸っていたのだが*2、先週末にTVキャプチャーのソフトウェアが飛んでしまった。
 悪いことに今年の6月にそれまでの自作PCが起動後約30分経つと問答無用で落ちるようになってしまい、新しく組んだり原因の所在を究明して故障パーツを取り替える精神的、物理的な余裕もなかったため、久々に吊しのPCを購入していた。TV録画のため24時間稼働が前提なので少々奢って型落ち品ながらNECの水冷機を夏ボ一括払いで購入。何が悪いかというと、プリインストールのソフトウェアに関してはMSオフィスなどの一部を除いてCドライブを出荷時の状態に復元する以外再インストールの手段が無いのだ。400GBのHDDはテレビ番組の録画データで既に2/3は埋まっており、光学ディスクにバックアップを取ろうとすると50枚程度は必要になる計算。そんなこと不可能と割り切り、せっかく好転しつつある財務状況を気にしながらも大容量HDDの購入を決意し、土曜日に大須巡り。条件としては取り回しを考えて今回は外付け。300GBオーバーでIEEE1394接続と言ったところ。IEEE1394にこだわらなければ岐阜でも手に入れられたが、USB2.0はCPU占有率が高いという先入観があるためココは妥協できないところ。本当は財政的な余裕があればNASにいきたいところだが、値段が諭吉一枚ほど違うし、どのみちスタンドアローンで使っている状況からすると現状では宝の持ち腐れと割り切り今回は断念。
 幸いと言って良いのかは微妙だが、九十九でIOデータのデュアルドライブで計500GB、IEEE1394USB2.0の両口の付いた出物が30,千円未満で出ていたので、これならベアドライブと比較してもコストパフォーマンスでは遜色ないと決断し購入。持ち帰り、早速繋げてみようとしたところ、IEEE1394のケーブルが6ピンしか付属していない。我が家のデカ物には4ピンしかない、、、いきなり何のためにわざわざ大須まで行ったのか判らない状況に追い込まれたが、地元のショップにケーブルを買いに走るような時間では無くなっており、その日はやむを得ずUSB2.0で接続した。
 予想通りというか、CPU占有率が高くてバックアップ中は他の作業がまともに出来ない状態。おまけにバックアップが終了するまで結局丸一日以上かかり、途中ケーブルをIEEE1394に変更して体感上は負荷が落ちたように感じたものの、最終的に200GBを30時間かけてバックアップすることになった。バックアップが終了するまで待てずに寝てしまったので、実質復旧作業は月曜の朝から。そこから環境再構築に今朝までかかってしまった。
 それにしてもプリインストールソフトを他の機械で使用させないための手段と言うこと、初心者向けに単純明快な方法の提示といろいろ理由はあるのだろうが、ディスクイメージによる工場出荷時状態の展開という選択肢しか用意されていないというのは大容量HDD搭載機としてはどうなんだろうと言わざるを得ない。それこそ初心者にそれだけの容量のバックアップをとれというのは無理な気もするし、最悪アプリケーション込みのシステム領域を別ドライブ設定するとか、上書き復旧の選択肢を用意するとか、やりようは幾らでもあるような気がするのだが、、、
 とりあえず今後のことを考えてデータは全て今回購入したドライブに入れることにしたが、水冷機に慣れた身の上としては泣きたくなるような音を立てている。どうしたものか。

*1:テレビ、ビデオ、オーディオ

*2:その割には部屋全体としては片付いていない。部分最適化の悪例といえよう。