転がり続ける

やっと気持ちの整理が出来たと思ったら、仕事の上で大きなミス。
原因はいつもの不注意。だが、影響が広範囲なだけにショックが大きい。
職場の皆さんにフォローしてもらうが、その優しさにかえっていたたまれなくなる。
胃腸がねじ曲がるような感覚とストレス性の脱毛という近年まれに見る身体症状に襲われる。
威張れる話じゃないが、ミスは今までだってしてきたし、自分の個性として避けて通れないと悟り、その分何かで取り戻すことで自分を保ってきた。でも今回は直撃だ。

何が一番ショックだったかというと、結局高山行きの前の週に多少浮かれてそれまで気を張って何とか前倒しで仕事をこなそうとしてきた意識が薄れた時期があったと言うことだ。そして、発覚したのは今日でもミスをしていたのはちょうどその時期だった。その時期に複数の仕事の締め切りが重なって焦りを感じながら仕事を進めてきたことも事実だが、そのことを言い訳には出来ない。本当に全く一本の締め切りを意識に入れることなく、また、確認も怠ってしまっていたのだ。

彼女とのことが仕事の上でも張りになっていたという自覚があったし、ひょっとしたらこれで自分は変われるかもしれないという思い上がりがあっけなく根拠とともに崩れ落ちていった。
彼女に顔向けできないという想いと同時に、ひょっとしたら彼女も月曜日に似たような挫折感を感じていたのかもしれないとも思った。都合の良い憶測だけど。

いずれにせよ、彼女を仕事の言い訳にするわけにはいかない。失った信用は何が何でも取り戻したい。泣きたいような話だが、今は仕事に集中できる状況でもある。二度とこんなことを繰り返さないためにも抜本的に考え方を変えるつもりだ。とにかく仕事の前後にちゃんと時間をとってスケジュール管理を徹底する。今の職場に来てだいぶ机の上の状況はマシになったが、今まで以上に種類の上で仕事の守備範囲が広がり、かなり苦手な並行的な処理の重度が負担になってきていたところでもあった。今のところ書類を探す時間は1/10ぐらいまでは軽減できている。後は仕事のプライオリティをはっきりさせて明確な意識付けの中で仕事を進める環境作りが大事なはず。

次の機会があればだけど、彼女に会うことが許されたとき、揺るぎない自信と一遍の後ろめたさもない晴れやかな気持ちで会いたい。その気持ちがきっとモチベーションになってくれるはず。