減量遍歴3

 昨日の続き。
 ありがたいことに次の職場では肉体的にだいぶ楽をさせてもらえるようになった。
 残業をすることが当たり前になっていた状況から解き放たれ、睡眠時間がそれまでの倍ぐらいにはなった。
 自動車通勤は出来なくなったが、結果として運動量が増えたことも良かった。
 もっともしばらくの間はそれまでの反動が出てひたすら帰宅途上にバー通いに精を出すことになり、何とかかんとか80㎏近くまで来ていた体重は6㎏ほど上乗せされることになる。
 精神的にリフレッシュできたことで自分を変えようという意欲が生まれたのか、仕事が多少物足りなかったことからある種の危機感が生まれたのか、おそらくその両方があったと思う。
 だが、それ以上に昨年度末、自分の背中を押すように起こった出来事が大きかった。虫歯になった親知らずから雑菌が入り、顔の半分が腫れ上がったのだ。1ヶ月半ほどは口がまともに開かない状況が続き、ゼリー状栄養食品ぐらいしか口に入らなかった。それまで4カ所ほど歯の詰め物がはずれた部分を放置していたこともあり、それから半年間歯医者に通い詰めになるのだが、それはまた別のお話。
 その時期に体調不良もあって体重がある程度減った。減った体重が惜しくなったということもあった。
 当然その間はそれまでのバー通いはお預け。週2〜3回の習慣が途切れたことで我に返った部分もあった。
 かくして現在も継続中の減量生活第3弾がはじまった。