Googleという歴史的存在

「圧倒的にすぐれた俺達に任せて、何もわからんお前たちは黙ってろ、株を10年持ち続けていれば絶対に儲けさせてやるから、短期で株が下がってもガタガタ言うな」というのが、Googleの株主に対する姿勢である。

 個人的に今年出会った中で一番影響を受けた人、ブログ*1から。今年一気に静から動にシフトしたGoogleの激動の一年について本質的な部分を綺麗にまとめてみえる。
 さて、特に上に引かせていただいた一節について私が思うところ。
 現在Googleほどの憧れと同時に怖れを浴びている企業は無い気がする。それは民主主義の総本山を自認する国の中で堂々と「選良による統治の方が民主主義より上手くいくよ」と宣言してしまったからだろう。アメリカという歴史の産んだ実験的国家が産んだ逆説的な実験的企業がどのような道を辿るか、生きている中で見られる歴史的事象としてベストテンぐらいには入る「面白い流れ」の一つかもしれない。

*1:遅ればせながらはてなに出会えたのも氏のお導き。