キャンプ最終日〜雌伏の日々〜

〜前略
 落合監督から受けたノックの数は「去年より減った」が、その時間を打撃、走塁に回せた。周囲の若手を見渡しても「みんなうまくなっています。監督2年目で、みんな考えが行き渡ったんたんじゃないかな」。
後略〜
(参照元:中日スポーツ 2005年2月26日 p.3『100点満点 井端』)

 中日の今キャンプは兎角大量の新戦力台頭が見込まれる投手陣に注目が集まりがちだと思うが、最も伸びた部門は二遊間ではないだろうか。レギュラー二人が盤石なだけに補強ポイントとしては見落とされがちな箇所だとは思うが、批判を呼んだ湊川内野手解雇を含め新陳代謝を図り、外野転向組の都築選手を呼び戻すなどして徹底的に競争原理を働かせた。
 実際に底上げがなされたかどうかは実戦の中でレギュラー二人に不測の事態が起こらないと判らないが、この厳しい環境の中で鎌田選手も妥協することなく自分をブラッシュアップする必要性を痛感したのではないだろうか。新戦力の中では比較的完成度が高いのではないかと言う評価があった鎌田選手だが、今の評価はまだ「伸び代」があることを見込んでのことだと信じ、近い将来彼の勇姿が一軍の試合で見られることを楽しみにしたい。
 それはそれとして今日からOP戦。初戦は因縁の牛島横浜。じっくりとテレビ観戦するつもり。