OP戦 対横浜 2005年3月20日

 ついに立浪選手もOP戦参戦。内野陣はレギュラーメンバーに。
 荒木選手が途中自打球を当て、大事をとって退いき、森岡選手が代走で出場。その後の打席で左中間にスリーベース。数少ないチャンスを物にした形。しかし、その森岡選手に川相選手が代打で出された。
 沢井選手は最終回セカンドに入ったが、打席は回らず。
 森岡選手のスリーベースは鎌田選手の一件以来二遊間控え組では初ヒットとなったわけだが、ここまでの展開を見ると二人の間の差を決定づけることにはならないだろう。沢井選手は打席の中での粘り、走塁では確実にポイントを上げており、森岡選手も守備面で高代コーチからは「一番マシ」との評価を得ている。
 ただ、いずれにせよ落合監督の設定したレベルに満額回答を出した選手はいないと言うことになる。
 昨年の「日本人、右の四番」にしてもそうだが、監督はチャンスは与えるものの、勝者のないレースに無理矢理勝者を作ることはしないのではないだろうか。森野選手、渡辺選手、川相選手という内野手控え組の面子を見ると足りないパーツは荒木、井端両レギュラーの万が一の事態を少なくとも守備面で埋めることの出来る存在。代走、代打要員としては昨シーズンに実績を積んだ外野控組が充分に穴を埋めるはず。
 キャンプ当初、森野選手が守備面でも一定のレベルアップを認められたことを考えると、勝者に与えられるべき席はひょっとしたら代打として期待されるが控え捕手としては物足りない小山捕手に与えられるかもしれない。