何となく振り返ってみる

 本格的に投資を始めたのはカーナビを車上荒らしにあって保険金が出てからそれを使って儲かったら次の機種買おうと思って近所の地銀で投資信託を買ったとき。
 それから今まで何となく月々放り込み続けて総額で年収の1.5倍ぐらいは入れたんですけど今は半額ぐらいになってますな。
 結局それでも今引いたら負けかもとか思い続けてかえって投入額や投入先増やしたりしながらやっているんですけど、冷静に考えると月々10万円以上は入れているはずなのに一年前より総額少ないって怖い話だよなと思う。
 まあ、働けているし親元から通っている分世間的に見たらお金にだけは余裕があるから出来ているんだけど、この壮大なナンピン買いをどこまで続けていけるのか、多少上向いたところで回収できるレベルの話なのか、このまま20年ぐらい同じペースで続けてみることが出来たら面白いんだろうけど、収入がそれほどあるわけでも無し、これから人より遅れていろいろイベントラッシュが来はじめたら最悪のタイミングで撤収というシナリオが濃厚というか、勝つまで待っていたら人生終わっているよなとか。
 70代ぐらいになって近所で評判の因業金貸し爺もしくは婆として最後は他殺体で見つかる昔のドラマに良くあったパターンの人達ってこうやって生成されていったのかなと想像してみたりしたら本当に怖い考えになってしまった。
 んで、その想像のドラマの中では事切れる前の僕はこう言うんだ。
 「甘ったれるんじゃねえ。お金だけは裏切らないなんて誰が決めたんだ。お金だってちゃーんと俺たちを裏切るんだぜ」
 ↑一見格好良さそうに見えて最もみっともない最期の言葉かもね。