事件は立て続けに起こる

JUSTSYSTEMにとって年に一度の晴れ舞台であるオフィス製品の発表会を狙ったかのように、次々と事件が起こる。

Google製IMEの発表に、浮川夫妻の新会社立ち上げ。


正直Googleの件は今のところ単語レベルで如何に新語を取り込めているか、と言ったレベルで話題になっていることが多いので現状性能面でATOKの仮想敵にはならないと思うが、無料IMEの選択肢を広げるという意味では脅威だろう。

サービスとして発表する以上MSIMEよりはマシなもののはずだし、手軽にお試しできる「ちょっとはまともな代替手段」というのは意外とセールス的には脅威になるのかもしれない。

ただ、言語は時流の流れの中で変化していくものだけど、流されるままであって良いものでは無い。その意味で「真面目」「フォーマル」なATOKと「流れに逆らわない」「変化に抵抗しない」Googleの対照的な存在が今後どのような評価を受けていくか、楽しみな部分もあるけど評価云々の前に片方が潰れてしまわないように祈るばかりだ。


浮川夫妻の新会社については初子氏が売ったジャスト株の使い道はこれだったのかと。

今のところまだ海のものとも山のものともつかぬ状態のようだ。ソニーの井深氏のように口も手も出すエンジェルファンドのようなものを目指すのかなと思いきや、記事を読むと言語処理系のソリューション開発など、今までジャストでやってきたことを身軽になって再度試みようという志のように見える。

まあ、特に初子氏は技術屋としての矜持があるだろうし、人生一つのことを極めていくのも悪くないなと思った。だったらなんでxfyという話もあるけど、そういう迷いも含めて人生なのかな。


可愛そうなのはひな壇に立ちながら何となく主役になりきれない状態が続いている福良新社長。まあ、あまり表に立つことに喜びを覚えるタイプでも無さそうなので、本人は却ってホッとしているのかもしれないけど、そうは言っても年に一度の晴れ舞台、しかも社長就任一回目で、もう少し目立ってもらわないと会社としては危機的なような気が、、

余計なお世話かな。