通常、ある社会の子どもを生み出す能力は、1人の女性が生涯にわたって何人の子供を産むかで決まってくる。この値を合計特殊出生率(TFR:Total Fertility Rate)というが、常識的に考えれば、1人の女性が2人の子供を産めば人口は減らないはずである。実際は、合計特殊出生率が2.1をこえると人口減少は起こらない。
(参照元:「ウェルカム・人口減少社会」 藤正巌 古川俊之 文春新書 p.59)