B級カレー
何が好きかと問われればカレーである。
お子様と言われようがキレンジャーと言われようが。
しかし、カレーは減量の敵である。カレーそのものに問題が有るわけではない。食べ過ぎてしまうのだ。我ながらアホかと思うが。
カレーを作るのはいつも週末。スーパーで食材を買って全部を鍋にぶち込むと概ね1週間分が出来上がる。実際のところは日曜日に作った一鍋のカレーが火曜日には半分以下になる。その後、ちょっとずつ材料を継ぎ足し継ぎ足しして2週間ぐらいはカレーばっかり。
カレーは具のバリエーションでバランスが摂りやすいしスパイスによって新陳代謝も高まるが、量を食べすぎれば何を食べていても太るに決まっている。
と言うわけで今回の減量に入ってからは禁カレー。
しかし、減量の間は出来るだけ味の薄い物を食べてきた。色々工夫しても飽きがくる。最近は結構寒くなってきたこともあってカレーが恋しい季節でもある。
そこで手軽にカレー欲を満たすために考えたのがカレースープだ。
ちなみに今流行のスープカレーとは全くの別物。ではどのような物か。
スーパーに通うようになって知ったのだが、最近はフレークタイプのカレールウが売られている。家庭でドライカレーを作るときや、炒め物をカレー風味にするときに使うカレーパウダーとは違い、固形のカレールウを細かいフレーク状にした物だ。成分的には固形の物と変わらないので油分も多く含まれているのだが、コクがある。
カレーパウダーの場合、本当に風味付け程度の用途を想定しているため、ちょっと入れたぐらいでは物足りなさを感じることが多かったが、これはちょっと入れるとカレーと判るぐらい主張が強い。カレースープとは粉末のポタージュにこのフレークタイプのカレーを混ぜ合わせた物だ。ポタージュスープでとろみが付くし、お湯を入れて撹拌してからガラムマサラを一振りすれば香りもそこそこ出る。具としてドライパックの豆やマッシュルームの水煮、オクラ等をその時の気分で入れれば満足感も高い。
まるっきりのB級グルメだが、これは久々のヒットだ。
ちなみに邪道だとは思うが、このフレークタイプのカレーは普通に調味料のバリエーションとしても使ったりしている。結構便利だ。