「PC事業が、IBMが本体で手がける種類のものから、量産を得意とするパートナーに任せる種類の事業に変った」(マーク・ローリッジIBMCFO)と言う認識がある
〜中略〜
PC事業の売却に伴い粗利益率の3%改善が見込めるうえ、IBM聯想の株式18.9%を握る筆頭株主となり、中国事業での同社からの全面的な協力体制が確保される。
〜以下略
週刊ダイヤモンド 2004/12/18 p.20 「IBMがPC事業を売却 気になる日本メーカーへの影響」より

 全体の論旨はDell、HP等の大量生産型企業に対し、IBMは今回のPC部門売却で中国への橋頭堡確保、不採算部門の切り離しによる収益力強化で美味しいところどりになりそうなのに対し、日本企業は打つ手のない状況と言う話。
 それにしても、今まで気付かなかったけど、IBM聯想グループの筆頭株主になるそうだ。考えようによっては聯想自体がIBMに吸収されるという構図をIBMは思い描いているということなのだろうか。ま、筆頭といっても過半数もっているわけじゃないし、共倒れの可能性とか中国ルールの適用とかそうは問屋が卸さないと言うことになりそうな要因は多いけど。