PC業界再編

合点!

同氏が世銀総裁候補に浮上した背景には、同じテキサス出身のブッシュ大統領とも長年親交を深めており、大統領の有力献金者のひとりになっていることがある。

総括と予想

調査会社Gartnerが2月15日発表した報告によれば、今年の世界PC出荷は減速が予想され、前年比9%増の1億9900万台となる見通しだ。2003年から2004年にかけては11.6%の伸びを示していた。

よくわからない話とさらによくわからない話

〜前略 フィオリーナ氏が、HPの株主や重役陣との溝を決定的に深めたのは、競争相手だったコンピューター・メーカー、コンパックの買収話。HPの創業者の息子であるウオルター・ヒューレット氏らが、総額190億ドルに上る買収に強く反対したが、フィオリ…

何だったんだろう

「HPの戦略実行に関して取締役会との間に意識の相違があったことを残念に思うが、私は彼らの決定を尊重する」とFiorinaは声明のなかで述べている。

判っていたこと、なのだろうか?

Merill Lynchのグローバル・ストラテジー・アナリストSteven Milunovichは、「ほとんどの回答者が、IBMのPC事業売却について賢明な判断だと考えている。しかし、IBMのPCを利用する顧客の45%が、ベンダーの入れ替えを検討する予定だ。なかには、IBMのほかの…

「IBMPCはこうなる!」よりその1

月刊アスキー2005年2月号で「IBMPCはこうなる!」と題して今回のPC部門売却について20ページを割いて特集している。 この特集について数回に分けて自分なりに咀嚼し、感想を述べていきたい。

IBMが進めていたLenovo GroupへのPC事業売却計画について、一部の連邦議会議員が懸念をあらわにしている。規制当局は売却によって生じる安全保障上のリスクについて時間をかけて調査すべきだというのが、議員らの主張だ。

アップルコンピュータは、明日1月22日、午前10時に、愛知県名古屋市中区栄に、アップルストア名古屋栄(Apple Store, Nagoya Sakae)をオープンするのに先立ち、報道関係者に店内を事前公開した。

iPodが発売から3年めの去年になって、ようやく大成功を収めたという点が興味深い。このような製品は、大ブームを巻き起こしては消えていく。私が若い頃にはソニーがウォークマンという製品を出していた。これが大ブームになり、ネコも杓子もこれを買い求めた…

「PC事業が、IBMが本体で手がける種類のものから、量産を得意とするパートナーに任せる種類の事業に変った」(マーク・ローリッジIBM・CFO)と言う認識がある

実際に“売れ筋”として上がってくるマシンの傾向は、A4サイズで価格も16万円前後のきわめてベーシックなノートPC。メーカーサイドが力を入れて投入した、ハイスペック&TV機能強化の大型ハイエンド機は上位に入ってこない。年末商戦のノートPCの動きを見る限…

上に立つ人

−−Lenovoは、PCの低価格化に対してどのようなスタンスをとるつもりですか。 IBMは、業界でも最も革新的なPCであると自負できるものを提供してきました。 〜中略〜 われわれの狙いは、人々の生産性を向上させるPCを提供することであって、付加価値のない製品…

痛いところ

正式発表があった後のテレビのバラエティニュースショーでのこの話題の取り上げ方は興味深かった。あたかも「高貴なIBM様が、格下の日本企業にフラれて、より格下の中国企業にPC部門を売らざるを得なかった」といったニュアンスなのだ。そもそも格の上下など…

日本IBM幹部の言葉とは裏腹に、優秀な社員が流出する可能性があると見ているからだ。 ノートPCは、日本のメーカーが優位性を発揮できる分野。米国や欧州でノートPCの出荷比率が高まるなかで、DellやHPに対抗するにはこの分野での優位性をますます発揮する必…

同氏(米IBMパーソナルシステムズグループのピーター・D・ホテンシャス バイスプレジデント)*1は、「IBMのPC資産を、Lenovoに売却するわけではない。グローバルなパートナーシップを組むこと、排他的な契約を結んでいることで、今後、ユニークな展開できる点…

3次元的把握

まず、経営数値についてですが、昨年度の売上が約30億ドルで、日本企業を除くアジアで最大のPCメーカーです。また先のGartnerの報告によると、出荷台数ベースの市場シェアでは現在世界第8位となっています。さらに、中国市場では--一部政府の資本が入ってい…

それが来年、PCの技術トレンドの変化に応じて大手術を受け、過去をバッサリと捨てて新しいThinkPadの土台を作るというのだから、相当に高い意欲で開発が続いているに違いない。少なくとも18カ月間、製品計画に変更は加えられないとの言葉を信じるならば、5年…

説明に立った同社理事の向井宏之氏(PC&プリンティング事業担当)は、売却で懸念されるThinkPadのブランドイメージや品質の低下について、「今回の事業売却では開発も含めてIBMのPC部門が新会社に移る。そういった懸念は感じていない」と否定。「むしろマー…

頑張ってるなぁ

しかし、「引き下がれない」「踏ん張らないといけない」などの発言を何度も繰り返し、逆に事業として厳しい環境にあることをうかがわせるコメントとなっていた。 富士通といえば企業向けのソリューションと抱き合わせでのPC販売、自前で何でも揃えまっせとい…

ある足跡を見て思う

先日はてなカウンターでアクセスログをボーっと見ていたらIBMの大和事業所らしきアドレスからのアクセスが一件残っていた。 IBM大和と言えば名にしおうThinkPadの開発拠点。 ログを見る限り大したことは書いていないことに気付かれてそのまま立ち去られたよ…

どの面下げて

過去に撤退していた日本のパソコン市場への再参入が発表された。eMachines(イーマシーンズ)ブランドの製品を取り扱う、石丸電気(株)、上新電機(株)、九十九電機(株)、(株)ノジマの販売網を通じて、10日よりゲートウェイブランドのデスクトップ/ノートパソコ…

行きっぱなしの年

IBM PCの軌跡を辿ってみた。 既に自分なりに心の整理が出来ていることとは言え、総括めいた記事が出始めると寂しさが再生産される。年末の今年の十大ニュースを見たときに近いような。今年も何も出来なかった一年だったなみたいな。どこかで中古のS30買って…

あちらの言い分

中国のLenovoによるIBMのPC事業買収は業界内のほかの合併と同じくらいうまくいくと、Michael Dellは述べる。だが、もちろんこれは「うまくいかない」という意味である。

感情論でした

まず、昨日書いたことはいささか個人的なことで落ち込んでいたこともあり、感情的に過ぎたことを反省。

追い打ち

パソコン業界の草分け的存在だった同社は、かなり以前にコンピューター事業の中心をより収益性の高い分野に移していたが、この売却が実施されれば、1つの時代に終止符が打たれることになる。 落ち込んでいる日に追い打ちをかけるニュース。 NHKの19時のニュ…

嫌な話

PC事業売却説に異議を唱えるCurrent Analysisのアナリスト、サム・バヴナニ氏は、最近の業績の伸びは自説を支持するものであり、IBMがPC部門を売りに出すことは愚行だとしている。IBMのThinkPadは現在出回っているノートPCの中で最高品質の製品の1つとされて…

ありうる話

HPとIBMは、損益面で足を引っ張り過ぎると感じた場合、PC部門を切り離す可能性が高い