はこ箱に捧げる餞?
運営元のエスケイサイバーパスによると、ユーザー数は好調に伸び、サービス終了時点で約20万人。しかし無料ユーザーが多く、採算が合わなかった。
まず、無料ユーザーの一人として哀悼の意を表させていただきます。
それはそれとして、なぜこうなってしまったか、無責任な感想を述べれば、
- 有料サービスのインセンティブがスピードと言う点が判りにくかった。スピードは手前の環境にも大きく作用されるし、BBの普及が2〜3年前のことだったことを考えると多少遅くても苦にならなかったユーザーが多かったことも考えられる*1。
- では何をインセンティブにすればよかったかと言うと、容量とプレーヤー等のツール類ではないかと。あのぐらいの容量のディスクスペースには確実に需要があったことは無料ユーザーの多さからも推測される。また、プレーヤーは前回述べた通り多少お金を払ってでも使う価値のあるものだった。
継続的にお金を取る仕組みとしてトークン制に行き当たったと思われるけど、大容量を有料サービスの条件にして*2有料ユーザーからの口コミでツール類が評判になる格好に持っていけたら違う展開も考えられたのでは?
それから自作の映像ソフトの遣り取りを需要として想定していたのならコミュニティ形成を真面目にやる必要があったとも思う。2〜3人有望そうな映像作家引っ張ってきて有名人ブロガーみたいな位置付けにするとかね。
でも暫くしたら近いこと始める人は居そうだな。