遊びのルール2 本筋
なんだか書いているうちに自分が気に病んでいるテクニカルな部分に結論が移行してしまったが、最初に考えていた結論は別のところにあったので追記する。
要は中途半端な状況に置かれ、離脱してしまったときの心境とどうしてそうなっていったかというところに焦点をあてたかったのだ。
これは皆さんに共通するかつて味わった思い出というわけではないだろうから判る人にしか判らない話になるかもしれない。
子どもの頃にふと遊びの中で自分に役が振られていないことに気付くことがあった。別段つまはじきにされているわけでもなく、ただ仲の良い子がその子がより親しくしている子についてしまっていたり、ゲームが自分の苦手なものに変わったり、理由を言葉にするとどれもちょっと違うような気がするのだが、どんな状況か一言で言ってしまうと「僕帰る」とボソッと言ってほぼ誰にも気付かれずにその場を離れても誰も気にしてくれないという状況だ。
つまるところ、自分は石ころと同じかよく言って映画の中の群衆の一人か背景画のようなもので積極的にはその場の誰の意識にも上っていないような感覚だ。
続きを読む駄目だこりゃ
先週末は土曜日精神科、日曜日カウンセリングで更に日曜日はカウンセリングに行くまで休日出勤。そしてそれ以外の時間はほとんどOLGに入っていたという忙しいんだかなんだか、ともかく時間だけは飛ぶように過ぎていった。
精神科では現状セパゾンとテトラミドを処方されており、そのうちセパゾンが純粋に抗不安薬として処方されているのに対して、テトラミドはどちらかというと睡眠導入剤として処方されている。
セパゾンに関しては年末年始がそうだったように切れると仕事関係に支障を来すようになっており、これはこれで問題有りなのだが、テトラミドは体調の影響を受けやすく、過去に何度か酷い目に遭っていることはここでも何度か書いていると思う。
実は正月からずっとリスクの高い*1テトラミドを避けてセパゾンのみをのんでいたのだが、処方は尊重しなければならないと言う一般論と、今のところ仕事に差し障るほどの影響は出ていないがOLGの影響で睡眠が不規則になっていたこともあって、日曜日から再開している。
で、どうなったかと言えば正月前にのんでいた状態と比べてかなり過敏に反応が出ている。
薬が抜ける、つまり眠気が覚める、まで前日23時頃には落ちるように眠っているにも関わらず昼近くまでかかるようになり、薬が抜けるまで端から見て眠たそうと言うより調子が悪いように見えるらしい。10mgを3錠*2の処方のところ、用心して1錠に留めているのだが、、
眠気が異常に長続きする以外に腰痛等への影響がある。セパゾンは体を弛緩させる方向に働くので、腰痛等は軽減する可能性があるが、テトラミドは逆に体の硬直、筋肉のこわばり等が副作用として列挙されている。腰を含めた節々の痛みは特に起き抜けに酷いのでどうしても一日の立ち上げが遅くなる。
ある意味安価に効き目が出ると言うことは逆よりは良いとは思うが、睡眠時間が長くなるという二面性のある効果だけが顕著に出て今のところは副作用が目立つ。実のところ直接の副作用なのか副作用の影響なのか判らないが、苛立ちや感情の起伏の拡大といった影響も出ている。
リスクとメリットを天秤にかけると、中止した方がよいのか、安定するまで取りあえずのんでみる方がよいのか、、、いずれにせよ、今忙しい時期に自分で人体実験をすることはないのかなともおもうので、あと一日試してみて同じようなら年度またぎの時期を超すまでは止めておこう。
「かくれんぼの達人」
昔から使い回されているネタとして延々と隠れ続ける「かくれんぼの達人」というのがある。
バリエーションとしてホラー系になったりもするが、それはこの際は置いておく。
要は「容赦のない」「空気の読めない」「ルールの行間の読めない」人を極端な事例を持って笑うという構造の話だ。
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さて、かつて僕は長く泳ぐことに関しては才能があったように思う。かつてと言っても小学生の4年生ぐらいの話だが。
当時からほどよく太っていた僕は浮くことに関しては何ら苦労が無く、小学校に上がる前に水泳教室に通っていたこともあって泳ぎ自体に苦労した思い出はなかった。ただ、上手に泳いでいたかと言えば大人になってから会員制のプールに通うようになって始めてまともなクロールの泳ぎ方について開眼したぐらいなので当時は更に不格好かつ非能率的な泳ぎ方をしていたはずだ。
それでも速く泳ごうとさえしなければ感覚としてはいつまででも泳いでいられるような気がしていた。疲れて泳ぎ止めたことはなく、飽きてそろそろ止めようと思って止めていたのが常だった。
その年、なぜだか良く覚えていないがその年だけ近隣の小学生を集めた夏休みの水泳教室のような物が開かれ、僕はその夏始めて行った少し遠い学校で泳いでいた。
最後の日、遠泳のテストのようなものがあった。僕は始めて自分の限界を試すことが出来ると、少々ワクワクしながら泳ぎ始めた。
しかし、結局僕は自分の限界を試すことが出来なかった。800mを超えた当たりからいつまでたっても止まろうとしない僕に周辺がざわざわとし始め、その異変を何か別の異常事態だと思った僕は止まってしまったのだ。
その時、幼いながらも僕は自分が何か飛び抜けて偉大なこと、延々と続けられるかくれんぼのような、は絶対に出来ない人間だと気付いたのだった。